札幌でフリーライターをしている佐々木です。
昔はタウン誌の編集をしていて、自分の薄毛をきっかけに、かつらのこともあれこれ調べてきました。

去年、姉が抗がん剤治療を受けることになりました。
本人は治療の準備で手いっぱいだったので、ウィッグ探しは私が引き受けました。

そのときに調べたことと、実際に回った順番をまとめておきます。

店に行く前に家族が調べておくこと

国立がん研究センターのがん情報サービス「脱毛」によると、薬による脱毛は投与の1〜3週間後から始まります。
慌てて買う必要はないものの、治療が始まる前に種類や値段を調べておくとよい、と書かれています。

札幌市に住んでいるなら、札幌市のウィッグ購入費用助成も先に確かめておきましょう。
上限は3万円で、申請は購入した翌日から1年以内です。

私が意外だったのは、「医療用」でなくても対象になる点です。
市のQ&Aには、ファッション用のウィッグも対象と書かれています。

ただし、領収書に品目の明細や発行者名がないと申請できません。
申請者は使う本人ですが、家族が手続きを手伝うことは認められています。

助成金が振り込まれるまでは2〜3か月ほどかかるので、代金はいったん立て替えることになります。
札幌市の外に住んでいる場合は、千歳市や石狩市のように独自の助成をしている市町村もあるので、住んでいる役所に問い合わせてみてください。

札幌で実物を試せる2つの場所

姉と回ったのは次の2か所です。

場所できること気をつけたい点
北海道がんセンターのアピアランスケアルームウィッグやケア帽子の実物を手に取れる販売はしていない
かつら・ウィッグの専門店試着からカット、購入まで一度にできる店によって在庫が違う

北海道がんセンターのがん相談支援センターでは、面談や電話での相談を予約なし、無料で受け付けています。
受付は平日の9時から16時30分までです。
ここで実物を比べて、どんなものが合いそうかの見当をつけました。

買う店として選んだのは、地下鉄南北線の澄川駅から歩いて3分の医療用かつらも試着できる札幌のインクリーズヘアーです。
全ブースが個室なので、姉も人目を気にせずに試着できました。

家族からの問い合わせにも応じてくれますし、付き添いで一緒に入ることもできます。
女性用は取り寄せになる店舗もあるそうなので、来店前に電話かLINEで希望を伝えておくと話が早いです。

試着の日に確かめたいこと

  • かぶったときの重さと蒸れ具合
  • サイズを調整できるか
  • カットしたあとは返品できないこと
  • 自毛が伸びてきたあとも調整してもらえるか
  • 助成の申請に使える領収書を出してもらえるか

インクリーズヘアーでは、髪が抜ける前でも試着できました。
着けたまま横になることもあり、これから抜ける量も変わるため、カットは希望より少し長めにしておくよう勧められました。
来店からカットまでは1時間半〜2時間ほどかかるので、本人の体調がいい日を選んでください。

まとめ

家族が先回りして調べておけば、本人は試着の日だけ動けば済みます。
脱毛が始まる時期と市の助成を確かめてから、実物を試せる場所へ行くと迷わずに選べます。

姉は「自分で探していたら途中で疲れていた」と言っていました。
手伝える家族がいるなら、調べる役から引き受けてみてください。