女の子は男の子に比べて人形やおままごとで好んで遊ぶ傾向があります。

ぬいぐるみや人形を与えられる機会が多いことから、自然と好きになると考えられてきましたが、近年では、ホルモンの影響が関係していることが分かっています。

男女の性差は母親の胎内にいる時から始まります。

胎内では妊娠8週目くらいから、男女の身体の作りが異なってきます。

この頃から男の子の場合は男性ホルモンが作られる体となりますが、女の子の場合は男性ホルモンの影響を受けません。

その違いがおもちゃや遊びの差を生み出していると考えられています。

そのため、病気などの何らかの事情で男性ホルモンの影響を受けた女の子は、影響を受けていない女の子よりも、乗り物遊びなどの男の子の遊びを好むことが研究で分かってます。

また、子供は、周りの環境をよく観察しています。

特に一番身近な大人である、お父さんやお母さんなどの家族が普段からやっていることには強い興味を示します。

観察して真似をすることは生活の仕方を吸収しているあかしだともいえるでしょう。

女の子がままごとを好むのはホルモンの関係もあるかもしれませんが、母親の姿を真似して遊んでいるという部分が大きいかもしれません。

子供がおままごとを始めるのは2歳から3歳頃からです。

この頃には、飲むふりや食べるふりなどの簡単な動作から始まります。

2歳の頃は主に一人遊びが中心となり友達と一緒に遊ぶことはあまりありません。

他の子供と一緒にいても一緒に遊ぶことはほとんどなく、それが始まるのは3歳頃です。

この頃から他のことのコミュニケーションが生まれます。

おままごととして、お母さん役やお父さん役などと役割分担をして遊ぶことが出来るようになるのは、4歳頃から5歳頃が目安とされます。

子供が行うおままごとには多くのメリットがあると言われています。

まずあげられるのは、他社とのコミュニケーションを学び、社会性を身に着けることが出来ることです。

一人で遊ぶ遊びではなく相手がいる遊びのため、友達と役割分担をして、それぞれの役割を演じます。

そんな中で、一つしかないおもちゃを何人かで一緒に使ったり、相手に合わせて我慢したりすることも覚えられるでしょう。

また、兄弟姉妹がいる家庭や保育園や幼稚園に通わせている家庭の子は同じ年の子だけではなく、年少や年長など年齢の違う子とも遊ぶことがあるはずです。

友達と話したり時に喧嘩したりしながら、子供の協調性を高めることが期待出来ます。

また、想像力を鍛える遊びとしても注目されています。

最初は、お父さんやお母さんの真似をすることから始まりますが、慣れてくると同じおままごとでもオリジナリティが生まれてきます。

足りない物があったら代わりに違うものを使おうなどと、考える力を育てるきっかけにもなります。

時に足りない物を自分で作ろうとする力を養うことが出来るでしょう。

相手に自分が考えていることをきちんと伝える必要もあるため、言葉の分野での発達にも良いと言われています。

遊びの中で、話す言葉も増え、会話も上達するかもしれません。

遊ぶ相手が多かったり相手とのやり取りが多かったりするほど、その効果は期待出来ます。

おままごとは、友達との社会性を学び、言葉や想像力を高める遊びのため、子供の成長に良い効果を与えてくれます。

最初は真似事から始まる遊びですが、徐々に子供の興味がいろいろな方向に向き始め、自分で考える行動していきます。

母親の胎内にいる時から始まる性差の影響で女の子の方がままごと遊びに興味を示すとされていますが、さまざまなメリットがあるため、男の子にも効果的な遊びです。

女の子の遊びとひとくくりにせず、子供の性別に関係なくままごと遊びを始めたら見守ってあげると良いかもしれません。